誘引狙撃成功 2021年3月12日

2021年3月12日 (猪・鹿を対象とした猟期の延長期間)に、誘引狙撃によるシカ♀1頭の捕獲に成功した。

当日の日の出は6:11、狙撃時刻は6:21で、狙撃場所に到着した時点でシカ1頭が誘引場所にいたため、すぐに発砲し1発で即倒させることができた。

銃はBeretta A400 Xplor Action (20ga 26in)、チョークはCL、照準はダットサイト、弾はレッドバード フィールドスラッグ。

射距離は50m (斜距離・レーザー測定)で、斜面上部から谷底への撃ち下ろし。射撃体勢は座位で、先台を持つ手を倒木の上に置く形で前方委託。

弾は腰椎の辺りを破壊しており、撃った瞬間はシカが微動だにしなかったため、外したのかと思ったが、その後ストンと倒れるのが狙撃場所から見えた。シカの立ち位置的に背中側から撃つ形になり、狙いとしては少し前方、肩から入れて、心臓等のバイタルゾーンを貫くイメージだったのだが、着弾点は大分ずれていた。

自動撮影カメラは、撃たれた個体が誘引場所にやってきた時 (写真左下、自動撮影カメラの時刻で6:15 AM)と、倒れる瞬間 (写真下中央、6:21 AM)を記録していた。

さらに興味深かったのは、同日の7:07 AMに別のシカ1頭が誘引場所で撮影されたことである (写真右下)。自動撮影カメラの記録では、撃たれたシカを回収しに行った私自身が写っているのが6:37 AMで最後、つまり6:38 AMには撃たれたシカと共にその場を後にしているのだが、それから僅か30分程でシカが現れているのである。その後の写真を見る限りでは、7:07 AMに現れたシカは、誘引場所の糠を食べること無く、15分程経ってからその場を立ち去っている。あくまで想像だが、私が到着した時点では誘引場所に1頭のシカしか確認できていなかったものの、周囲に群れの仲間がおり、銃声を聴いて一度逃げたものが、様子を見に戻ってきたのではなかろうか。

この推測が正しければ、1発撃って被弾個体以外が逃げてしまっても、少し待っていれば群れの仲間が戻ってくる可能性がある、ということになる。このような現象が観察されるかは、今後も注目していきたいと思う。

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