
2024年11月1日 (猪・鹿を対象とした猟期の拡張期間)に、コール猟でシカ♀1と♂1の計2頭を捕獲することができた。
私が住んでいる都道府県は通常猟期の開始が11月15日なのだが、隣の都道府県ではシカとイノシシに限り11月1日からとなる。昨年に引き続き、初猟日にコール猟を成功させることができた。
銃はBeretta A400 Xplor Action (20ga 26in)、チョークはPorted +20mm IC、照準はライフルスコープ (1-6×24)、弾はレッドバード フィールドスラッグ。鹿笛はBURNHAM BROS.のDEER BLEAT。
この日、日の出とともに入った1箇所目では、歩いて移動しながら4回ほど笛を吹いたがシカは出ず。移動中にシカ1頭を目撃するも撃てずに終わった。
捕獲があったのは、車で移動して入った2箇所目。最初のポイントで笛を吹いてから8分経過した時に、視界の端に動くものを発見。じっと動かず観察していると、3頭のシカが近づいて来るのが見えた。シカが木々の間に隠れたタイミングで銃を構え、3頭の中で最も大きそうな個体の胸部が顕になったところへ1発目を発砲。狙った個体へ着弾したことを確信し、残りの個体を探すと、私から見て左方向に駆け出す2頭を視認。各々に1発ずつ撃ったが、そのまま走り去ってしまい、当たったかどうかは判断できなかった。
まず確実に当たっているであろう、1発目で狙った個体を探したのだが、撃った時にいた位置に血痕はあるものの、死体が付近に無い。血痕を辿ると、2,3発目を撃った際にシカがいた位置まで繋がっている。おそらく左方向に駆け出した2頭のうち、1頭は1発目で撃った個体であった。さらに血痕を辿ると、血痕が2つに分かれ、それぞれ♂の幼獣 (2枚目の写真)と♀の成獣 (1枚目の写真)が川の中で息絶えているのを発見した。
2頭にはそれぞれ1発ずつしか当たっていなかったので、おそらく1発目が♀成獣に着弾、同じ個体が走っているところへ2発目を発射したものの失中、3発目が後ろを走っていた♂幼獣に当たったものと考えられる。元々3頭いたはずだが、1頭については別の方向へ逃げたものと思われる。
射距離は1発目が19m (斜距離、レーザー測定)で、やや上方向への射撃。射撃体勢は座射。2,3発目は21m (斜距離、レーザー測定)で、ほぼ水平方向への射撃。射撃体勢は委託無しの膝撃ち。
2頭とも胸部への着弾で致命傷を与えることができ、特に♂幼獣については走っているところへ綺麗に当たっていたので、満足できる射撃結果だった。
猟期前に鹿笛を吹く練習をしていた際は、♀と子の群れが現れたこともあったが、実際にコール猟で♀を捕獲できたのは初めてである。まだまだコールに対するシカの反応については不明な点が多いので、これからも経験を積んでいきたい。