池のカワウ撃ち

カワウは川だけでなく、小さな池にいることもある。

餌とする小魚がいなさそうな池で、カワウが何をしているのか不明だが、今期に3回ほど、鴨を目的として出猟した際に、池で単独のカワウを目撃した。そのうち1回で発砲し、カワウの捕獲に成功したので、気付いたことなどを記す。

カワウは鴨類と比べても、飛び立ってから高度を上げるのに距離を要するようで、周囲が木々で囲われた池の場合、4~5周旋回してから飛去っていく様子が観察できた。このように旋回している時、特に高度が低いときは、池の岸から近いところをカワウが飛ぶことになるので、比較的短い射距離で発砲することが可能である。

今回成功した際は、目測で15~20mの距離で発砲し、5号ソフトスチール弾1発で綺麗に落とすことができた。銃はMS-2000 Sport GR.1、チョークはインプシリンダー (スチール装弾ではモデ相当になる)を使用した。池に落ちたカワウは、飛ぶことも潜ることも出来ない様子であったが、まだ動いていたので、発射方向に細心の注意を払った上で、水面に3号ソフトスチール1発を撃って留め刺しした。

カワウは比較的矢に強いと言われているので、3号〜BB辺りの散弾を使用する人が多いようだが、距離が近ければ5号ソフトスチールで十分落ちるということが分かった。

カワウは各地で駆除が行われているが、カワウの主な採餌場である河川では、民家が近く発砲が困難である等の理由で散弾銃を用いた捕獲が難しく、営巣場所 (塒)での発砲はカワウを散らしてしまい、かえって被害を拡大させる恐れがあるなどの理由で推奨されていない。

要するに、銃による捕獲ではカワウの数を効率的に減らすことは困難であるのだが、今回私が捕獲した個体のように、単独で池にいた個体を撃つ分には、発見さえしてしまえば比較的安全かつ容易に捕獲でき、カワウの群れを散らしてしまうといったことも考えにくい。

私はカワウを食べるつもりも、羽などを利用するつもりも無いが、渓流釣りをすることもあって、私の活動範囲におけるカワウの個体数は、現状よりも少ない方が良いと考えている。なので、これからも池でカワウを発見したら、積極的に撃ち落としていこうと思う。

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