歩き流し猟成功 2024年3月8日

2024年3月8日に歩き流し猟でシカ♀1頭の捕獲に成功した。

銃はBeretta A400 Xplor Action (20ga 26in)、チョークはPorted +20mm IC、照準はライフルスコープ (1-6×24)、弾はレッドバード フィールドスラッグ。

この日は日の出と共に出猟したが、最初に入ったエリアで成果が出ず、車で移動して昼前から2ヶ所目に入った。30分程歩いたところで、やや遠くの前方斜面上部に立っているシカ♀1頭を発見。こちらを見ていたが逃げる気配がなかったので、落ち着いて体勢を整え、スコープの倍率を3倍から6倍に変えて1発を撃った。狙った鹿が明らかに被弾した様子で斜面から落ちたのが見えたのと同時に、それまで見えていなかった小さな個体が1頭、撃たれた♀より奥から斜面上部へと歩き出すのが見えたので、その個体に向けて2,3発目を発射したが、こちらは当たった様子を確認できなかった。

射距離は当たった1発目が106m (射距離、レーザー測定)で、やや上部への撃ち上げ。射撃体勢は座射。2,3発目は1発目より遠いのは確かだが、距離は測定できず。

被弾した個体は、前足だけが動かせる状態で逃げようとしていたが、近づいた際にはほぼ力尽きていたので、頸動脈をナイフで切って出血させ、完全に沈黙した。

106mでの捕獲は、これまでの最長であった73m(立射)を大きく更新する射距離であるが、解体してみると、弾は肝臓の一部を破壊し、背骨に当たって止まっていた。取り出した弾頭を見ると、殆ど潰れていない。以前に21mの距離からシカを撃って貫通せず体内から摘出した弾頭が、潰れた上に割れて一部が分離していた (参照: 歩き流し猟成功 2023年12月13日 – GokiPara Hunting)のと比べると、だいぶ異なるのが分かる。今回は肋骨の間を抜けて臓器に当たったので、致命傷を与えることができたが、これが肩甲骨に当たっていた場合、貫通できなかった可能性も考えられる。射距離が長くなるほど、着弾時のエネルギーは減少しているので、当たりどころが良くないと回収できない確率が上がってしまう。

射撃場では100mでの練習もしているので、集弾はある程度把握できているのだが、100m前後の距離で弾が実際に獲物に当たった時に、どの程度のダメージを与えられるのかは、これからも経験を積む必要があると感じた。

Leave a Comment