歩き流し猟成功 2021年12月2日

2021年12月2日に、歩き流し猟によるシカ♂2頭の捕獲に成功した。

この日は日の出から出猟し、歩き回ってシカの目撃は3度ほどあったものの、射撃機会に恵まれていなかった。日の入が4:45 PMだったので、そろそろ車に戻ろうとしていたタイミングで、斜面上部の近距離で4頭が起きて走り出したのに対し、2発撃って2頭を即倒させることができた。写真の撮影時刻が3:24 PMなので、実際の射撃はその2,3分前と思われる。

4頭はいずれも小型〜中型の♂で、近い位置で固まって座り休息していたものと思われるが、私の存在に気づき慌てて起きて3方向へ走り出した。最初に動いた個体が一番大きく、私の目の前を通り過ぎて斜面下方向へ走り去ったが、装填が間に合わず発砲はできなかった。残りの3頭はワンテンポ遅れて走り出したが、そのうち同じ方向へ逃げようとした2頭に向かって1発ずつ発射。2頭がその場で倒れたのを確認し、別方向へ逃げた残り1頭を狙ったが、既に距離が離れていたため発砲はしなかった。

銃はBeretta A400 Xplor Action (20ga 26in)、チョークはPorted +20mm CL、照準はダットサイト、弾はレッドバード フィールドスラッグ。

射距離は23mと25m (射距離、レーザー測定)で、斜面を等高線上に横切る道 (公道ではない)から斜面上部への打ち上げ。射撃体勢は立射。

このような近距離で、なおかつ発砲可能な位置に、複数の個体がいたというのは、かなりの幸運であった。特段足音に気をつけていたわけでもないので、地形的な要因と、シカが休息中であったことが、良い方向へ作用したのだと思われる (シカにとっては不運であったが)。

弾は片方は脊椎に、もう片方は肩に命中しており、狙いよりも若干上に着弾しているが、それでもかなり理想的な射撃が出来たと言える。距離の近さから言えば当たって当然な感もあるが、捕獲した2頭とも射撃時には走っていたので、それをそれぞれ1発ずつで即倒させられたのは、ランニングターゲットの練習をしてきた成果と言えるのではないだろうか。1頭は近づいた時点で多少暴れていたので、念のため頭部に止め矢を撃ち、完全に止まった。

日の入まで1時間強しかない時刻に、車まで歩いて30分以上かかる場所で2頭捕獲してしまい、回収作業でかなり疲労することになるのだが、思い通りの射撃で捕獲できた喜びに比べれば大したことではない。

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