歩き流し猟成功 2023年2月25日

2023年2月25日に歩き流し猟でシカ♀1頭の捕獲に成功した。

この日は標高が高く雪の多く残った場所で、スノーシューを履いて歩き流し猟に臨んだ。

銃はBeretta A400 Xplor Action (20ga 26in)、チョークはPorted +20mm IC、照準はライフルスコープ (1-6×24)、弾はレッドバード フィールドスラッグ。

歩き始めてから比較的早い段階で、小型のシカ3頭が上方の谷を横切るように走り出したのを発見。目測で30m前後と射程内だったため、装填し構えて引き金を引いたが、安全装置が掛かっており発砲に至らず。私は基本的に安全装置を使用しない (発射直前まで薬室装填をしない)が、負革で肩にかけて歩いていると、たまに安全装置がかかってしまうことがある。

予定していた場所まで歩いて到着し、同じ道を引き返していたところ、前方の斜面上部に横向きで立っている単独のシカを発見。体の一部が太い立木に隠れているが、胸部は見えていた。シカはこちらをじっと見てはいるが、逃げる気配が無かったので、落ち着いて体勢を整え装填し狙って発砲。1発で即倒し、シカは殆ど動くことが出来ず斜面から落下した。

射距離は50m (斜距離、レーザー測定)で、上方向への射撃。射撃体勢は膝撃ち。撃った後最初に撮影した写真の時刻が10:34なので、実際の射撃はその2,3分前と思われる。

弾はシカの左側面から入って、頚椎を損傷していた。これでは1歩を踏み出すこともできないだろう。

この捕獲された個体のお腹には胎児がいた。

4日前に捕獲した♀個体にも胎児がいたが、妊娠している場合、当然ながら胎児や羊水の分、シカの体重は増加しているはずである。しかも、胎児を成長させるためには、非妊娠期間以上に栄養が必要になると予想される。このことを考慮すると、猟期後半の妊娠した♀鹿は、体重増加により動きにくくなる一方で、餌を食べるために移動しなければならず、結果として撃たれやすくなる、ということが考えられる。

横を向いて立っていた中型の♀に対し、膝撃ちで距離50mなので、1発で仕留めたのは当然と言えば当然なのだが、良い形でシカに出会え、想定通りの射撃ができ、満足であった。

帰りがけにもう1頭、道の上に立っている小型のシカを発見したが、背負っていたバックパックに入った肉の重み故に、撃つべきか迷っている間に、シカは奥へと逃げていってしまい、発砲には至らなかった。

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