真似してはいけない銃猟動画 その2


主に散弾銃とエアーライフルを用いた、カワウ駆除の動画をアップロードされている方の動画である。私も渓流釣りをするのでカワウの駆除には興味があり、いつか自分でも行いたいと思い参考にさせてもらっている。

カワウへの接近と撃ち落とす技術、そして回収も上手く、空薬莢をきちんと拾っているのも好印象である。

一方で、銃の取り扱いと射撃に関しては、真似してはいけない要素を含んでいる。

上の動画では猟場へ散弾銃とエアーライフルを同時に持っていき、川岸の茂みに散弾銃を置いたまま、離れた場所でエアーライフルを使用しているように見える。自分の目の届かない範囲に猟銃を放置することは、保管義務に違反していると考えられるので、所持許可取消となる可能性もある。異なる状況に合わせるため散弾銃とエアーライフルの両方を持っておきたいという気持ちは分かるが、それなら常に携帯して自分の管理下に置かなければならない。猟銃はそれなりに重いので、1丁を肩にかけて、もう1丁を使うというのはあまり現実的ではない。とにかく猟場に持っていくのは1丁だけにして、その猟銃で対応できる場所・獲物のみを対象とすべきである。

同じ投稿者の他の動画を見ると、薬室へ装填してからの移動や、川幅の狭い場所での水面撃ち・水平撃ちも目につく。各猟場の状況については動画で全て分かるわけではないし、恐らく死亡や傷害に至る危険性は低いと思われるが、たとえ散弾であっても弾の届きうる範囲への注意は怠らないほうが良いだろう。

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